Mission

ミッション
再生医療技術を活用した特殊な血球提供を通じ、
世界のあらゆる人々の健康に貢献する
感染症に怯えずに暮らせる社会を創る

私がインド赴任をしていた時、マラリア・デングなどの感染症で何人もの同僚が倒れました。新薬開発が急がれる三日熱マラリア。ワクチン開発が待たれるデング熱……。 血液を介在する感染症疾患の研究開発にはどれも特定の血球が大量に必要で、その入手の困難さが薬やワクチン開発の遅れの最大要因となっていたのです。 そこで私は日本の先端技術である再生医療技術を活用して、必要な特殊血球を大量・安価に生産・供給することを決意しました。
帰国後の2015年、経産省「先端医療解決型ベンチャー等支援制度」にて事業案が採択されたのを機に活動を本格化させ、翌2016年に会社設立。その後さまざまな自治体・協会・投資機関の事業支援や援助、各団体の賞などをいただきながら、志を同じくする仲間やスタッフと、特殊血球細胞の開発と世界に向けての提供を精力的に行っています。
2020年以降、COVID-19が世界を震撼させ、感染症は熱帯地方だけではなく、世界中の人々が不安を感じて暮らしています。私たちの血球細胞が新薬・ワクチン開発に役立ち、また細胞を用いた様々な検査が感染症の脅威から人々を開放できるようになることを願ってやみません。

代表取締役宮崎 和雄

数字で見る

WHO*に報告されたデング熱の症例件数。実際は過少報告されていると考えられている
*WHOのファクトシートより
万人
WHOの推定では、年間 3 億 9,000 万人がデング熱ウイルスに感染し、そのうち 9,600 万人が臨床症状を呈する
か国以上
アフリカ、アメリカ大陸、東地中海、東南アジア、西太平洋の100カ国以上で風土病となっている
不可能なミッションを実現に変える

私たちが「細胞で感染症の脅威を取り除く」と話した時に、多くの人々から「そんなことはできるわけない」「気持ちはわかるが課題が難しすぎる」と言われました。私たちが取り組もうとしていたのはまさに「ミッションインポッシブル」な課題だったのです。しかし、私たちは最先端の科学を粘り強く適用していくことで課題を解決できると信じていました。ミッションインポッシブルをCANに変える、MiCANという社名にはそんな私たちの気持ちも含まれています。

科学に真摯に向き合い、成果を社会へ還元する

私たちは科学の力を信じています。同時に科学の奥深さも常に感じています。製品の基盤となる技術は多くの研究者の地道な努力から成り立っていることを私たちは日々実感しており、実直に実験を行い、結果を見極めます。多くの実験・試行の先に世界最先端の技術が成立する。そしてその技術を製品として世の中に還元することを何よりも大切に考えています。得られた科学の力を世の中に役立てる。その思いも私たちの原動力の一つです。

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